
言語発達
知らなくても生活できることにも触れる理由
知的な発達の程度にかかわらず、既知のことをもとにしながら、未知のことに向き合ったり、取り入れたりする力をつけることは、大切なことの1つだと考えています。
例えば、電流の流れ、線のつなぎ方などは、知らなくても生活できるのですが、これまで知らなかったことを理解していく、という機会の1つにはなっていきます。
「へえ!」
「ソケットっていうのか、知らなかったよ。」
「スイッチって、中はこんなふうになっているのか。」
「(線を)うまくまかないと、動かないの?」
「これ、持って帰ってもいい?」
「家でも(続きを)やっていい?」
発達がゆっくりの場合、自立に必要な具体的なことが優先されますが(←これはこれで大切です)、理解したり作業したりすることに、過度な負荷がかからなければ、日常生活では使わないだろうと考えられることにも、たくさん触れて良いと思っています。