
検査結果のフィードバック・報告書
検査結果の報告書
いつも、この子のこれからに繋りますように、と願いながら作成しています。
検査結果のフィードバックは報告書をもとに行っています。
報告書の中に用語の説明もしておきますが、数値をみていくときに参考になる図を添えたり、支援の方向性を図式化することもあります。ことばの発達についての補足資料を添えることもあります。
報告書の項目を含め、フィードバックの方法も、検査の目的によって、1回ずつ異なります。スタンダードはありますが、所要時間を含め、聞き手を踏まえることは、大切にしています。
この間も、仕事で多用な中、お昼の時間帯にご両親揃って、面談にいらっしゃいました。時間内に伝えきることができるよう、結果、これからのこと等、お伝えしていきました。
以前、日本で仕事をしていらっしゃるSLP(米国のSpeechLanguagePathologist)の方にアセスメントを依頼した時、フィードバックとの日の1週間程前に、メールに添付で報告書が送付されてきて(直筆のサインなし・有効ではないもの、です)、保護者がフィードバックの日までに、報告書を読んで、質問を考える時間をくれました。
支援を受け続けており、フィードバックが初めてではない場合には、そのような方法が合うケースもあるでしょうし、フィードバックの日に同席できない家族からの質問も聞いておきたいからと、そのような方法を望む方もいらっしゃいます。
伝えなければならないこと、聞き手が知りたがっていること、少しでもこれからに繋がるように盛り込むことは簡単ではなく、試行錯誤の連続です。
今年受け取った学術誌の中に、フィードバックのトレーニングやスーパーバイズを受けたことがない人もいる、という記述をみました。
基礎的なことを教わった後、出会った子供たちを通して、数多くの報告書に目を通す機会、数多くのフィードバック場面に同席させていただく機会を得てきたことは、とても幸運だったと改めて感じました。
これからも試行錯誤しながら、研鑽を積みながら、次に繋がるフィードバックを、と思います。
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話し言葉編の次は書き言葉編の予定です。
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