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20170731
2017.07.31 吃音・非流暢

場面緘黙と吃音・発音など


20170731

場面緘黙がある子供たちに、吃音があるのか、発音の誤りがあるのか、語彙や文法のような言語の側面に支援が必要なのかどうかは、直接的であれ、間接的であれ、その子が話しているところからのみ推し量ることができます。

学校で話すことが少なくても(あるいはなくても)、家庭や特定の相手とであれば話している子供たちも多いです。

ただ、子供たちの話を聞いた人が、吃音や発音等に気付くことができるかどうかは、ケースバイケースです。

日常生活レベルの会話に支障が出ていない場合には、語彙や文法のような言語面には気付かれないことも多いです。

仕事柄、場面緘黙の子供たちへは、一対一で関わらせていただいたり、保護者の方々とお話させていただきながら関わらせていただいたり、学校の中でもその子が普段話をしている空間で関わらせていただいたりすることが多いです。そのため、場面緘黙の子供たちの音声を聞く機会は多いです。

後から「話したのでびっくりです」とか「驚きました」と言われることも多いですが、それは、私だから、ではなく、その時その場の状況が大きく左右していることが多かったです。また、女性、という、私の知識や技術とは関係のない要素が影響していることもありました。

音声を聞くことができるその場では、数少ない可能性が高いであろうその子の音声を、全部記憶しよう、という気持ちでいます。事前に許可をいただいて、ボイスレコーダーを使うこともありますが、機器の性能がよくても、リアルな声の質には届かないからです。

どれだけその場に自然にいられるかは勝負なのですが、頭も耳もフル回転です。

これまで、嗄声の子もいましたし、カ行音がタ行音に置き換わっていた子もいました。発話全体が不明瞭な子もいれば、吃音がある子もいました。理解している語彙も表現で使える語彙も少ない子もいましたし、場に応じた言葉の使い方に支援が必要な子もいました。

それらの背景が緘黙に繋がっていたこともあれば、そうでないこともあったでしょうが、言葉のことは言葉のこととして対応してきました。そうしながら、いろんな機関と連携してきました。

場面緘黙は、子供たちが、意図的にせよ、そうでないにせよ、いろいろな背景をもとにして、表面に出してきた言動の1つです。

場所やサービスを限定せず、あらゆる側面からの捉えと支援が大切な状態だと思っています。

出会ったり相談を受けたりした大人(支援者)に、言語の専門家に言語面を、心理の専門家に心理面を、教育の専門家に教育の面を、のように、多方面から捉えて支えていくという視点があることが大切だと思っています。医療機関との連携が大切になってくるケースもあると思います。

Facebookでもご紹介したことがありますが、以下の本は経験年数が少ない方も読みやすいのでは、と思います。

場面緘黙支援の最前線

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