包括的なアセスメントは必須・動画も大切な資料に・選択性緘黙のアセスメント-3 | ことばの発達と学習支援専門|DIVERSE-ダイバース-

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2018.12.01 アセスメント

包括的なアセスメントは必須・動画も大切な資料に・選択性緘黙のアセスメント-3


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包括的なアセスメントは、ある子が選択性緘黙かもしれない、というときにも大切にしなければならない考え方です。他の言動と同じように、「話さない」という行動の背景は様々だからです。

ことばの専門家だけでなく、園や学校の先生、スクールカウンセラー、医師、場合によってはスクールソーシャルワーカー等がチームとなり、それぞれが多角的な視点を持ちながらも、それぞれの専門性をもとに、ある子の様子をみていくことになります。

日本の場合は、最初からチームとして存在していることは少なく、どこか(誰か)を軸にしながら、そこが中心となって、連携し、情報を収集し、統合して解釈しながら、アセスメントを進めていくことになることが多いと思います。

大切なことは、それぞれの専門家が多角的な視点をもっていても、それぞれの専門家が一人で多角的なアセスメントを進めることはできない、ということです。

そのチームの中には、保護者の方々も含まれます。

選択性緘黙の子のアセスメントを進めていく場合、保護者の方には、具体的なエピソードを伝えていただくことに加えて、ご家庭で、その子が遊んだり話したりしているところを、動画に撮影していただくこともあります。そうすることで、園や学校のように他の場面での様子と比べることができたり、その子の言葉の状態を細かくみていくときの、大切な資料になったりします(1つ1つ文字に起こして分析することもあります)。

動画の撮影?!と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、タブレットやスマートフォン等で容易に撮影できること、機器が小さくなったことで、撮影していることを子供が意識しなくてもよいこと、そして何より、機器そのものは子供達の日常で少しも珍しくないこと(生まれた頃からありますものね)等、いろいろなことが重なって、動画の撮影への敷居はぐっと低くなっています。

また、改めて撮影しなくても、タブレットやスマートフォンの中に、写真だけでなく、成長の記録や保護者の方それぞれの思い出として、動画がたくさん残っていることも多いです。(時代ですね!!)

改めて撮影していただく場合、これまでの経験から「場面設定はせずに据え置きで撮影」が良いなと感じています。家に居るからといって、子供達はいつも喋っているわけではありません。ゲームをしていたり、マンがを読んでいたり、テレビや動画を見ていたり、それぞれ、思い思いに過ごしています。そんな日常の中で、コミュニケーションは行われており、流れの中でのその子の言葉をみていくことが大切だと考えています。

動画の撮影を行ってくださるかどうか、これまでの動画を見せていただけるかどうかはケースバイケースだと思いますが、何のために必要なのかということを、アセスメントの全体像や言葉を含めたいろいろな検査との関連性から説明することが、専門家には求められると思います。

面談の内容、検査の観点、専門家が子供と直接会うときの技術等については、次回以降の記事で触れます。

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選択性緘黙かもしれない、というとき、言語の面からのアセスメントも不可欠なのですが(喋らないのにどうやって?と感じられるかもしれませんが)、私が参考にしてきたASHAのサイト内(選択性緘黙・アセスメントのページ)に、どのようなことが書かれているのかを含めて、少しずつ綴っています。

翻訳ではありません。これまで出会ってきた子供たちのことも思い浮かべながら、その子供達とのことも加えて書きながら、こんなことが書いてありましたよ、というご紹介のようなものです。

また、前述のサイトは、保護者の方々含めて、誰でもアクセスできるページですので、原文へのアクセスもされてみてください。量が多いので、10回前後、かかるかもしれませんが、必要な方へ届けば、と思います。

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